2010年 01月 16日
指標について |
新年会の冊子を作っているんですが、その自己紹介・現在の興味について書いたものです。たまには一歩引いて自分の方向性を言葉にして伝える機会を持つのもいいなと思いました。(1月30日加筆)
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はじめまして。2008年からmaxwanで働き始め1年半になります。OMAでのインターンをきっかけに、建築と社会との関係に意識的であり続けるオランダの建築環境に興味を持ち、卒業後こちらにやってきました。
アメリカでは、一般的な形式や技術を用いて、消費の想像力を超えていく経験を作り出すことを学んでいました。あっけらかんとして遊戯的な建築を追い求める反面、社会と切り離された教義を扱い続けるのは十分とは思えず、建築と社会との関係をオランダにでの仕事を通して考えています。
最近は、建築や都市を見るときに、歴史的、政治的な指標を発見しようとしています。緊張や融和、生成の原動力、あり方を決めるものとしての指標。場当たり的な感情や先入観で結論を出さず、状況をまず見つめて、いろいろな指標を当ててみて、そこで現れてくる新しい場のあり方や方向性を探っています。今回の新年会もその試みのひとつ。「オランダ」「日本人」「建築」「新年会」を指標に始めてみました。
今まで環境に使われていた指標を問い直していくことから初めて、国境を越えて建築を考えられるような指標についても具体的に考えていきたいです。
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はじめまして。2008年からmaxwanで働き始め1年半になります。OMAでのインターンをきっかけに、建築と社会との関係に意識的であり続けるオランダの建築環境に興味を持ち、卒業後こちらにやってきました。
アメリカでは、一般的な形式や技術を用いて、消費の想像力を超えていく経験を作り出すことを学んでいました。あっけらかんとして遊戯的な建築を追い求める反面、社会と切り離された教義を扱い続けるのは十分とは思えず、建築と社会との関係をオランダにでの仕事を通して考えています。
最近は、建築や都市を見るときに、歴史的、政治的な指標を発見しようとしています。緊張や融和、生成の原動力、あり方を決めるものとしての指標。場当たり的な感情や先入観で結論を出さず、状況をまず見つめて、いろいろな指標を当ててみて、そこで現れてくる新しい場のあり方や方向性を探っています。今回の新年会もその試みのひとつ。「オランダ」「日本人」「建築」「新年会」を指標に始めてみました。
今まで環境に使われていた指標を問い直していくことから初めて、国境を越えて建築を考えられるような指標についても具体的に考えていきたいです。
by ogshr
| 2010-01-16 20:31